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アメックスセンチュリオンカードの海外旅行保険│一般的な旅行保険は完全不要となるレベル

アメックスセンチュリオンの海外旅行保険
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この記事の保険情報はアメックス公式サイトを参照していますが、情報が古かったり、見間違えなどもあるかもしれません。正確な情報はご自身でアメックス公式サイトでご確認ください。

アメックスカードは旅行保険が充実しているカードというイメージですが、実際のところはどうなのか。

アメックスプラチナカードも海外旅行保険も十分なメリットがあると思いますが、アメックスセンチュリオンカードだとどの辺がどれくらい変わってくるのかなどを調べてみました。

先に結論を書くと、アメックスセンチュリオンの海外旅行保険は

一般的な旅行保険が完全不要となる充実度

こう言ってしまっても過言ではないと思います。

本当はアメックスセンチュリオンの付帯保険全般(旅行保険だけなく物損や個人賠償など)について書くつもりでしたが、海外旅行保険だけでも相当のボリュームとなってしまったので分けて書くことにしました。

この記事では海外旅行保険について、アメックスセンチュリオン、アメックスプラチナ、そして有料となる一般的な旅行保険でそれぞれ内容を比較し書いてみました。

アメックスセンチュリオンの海外旅行保険

アメックス・センチュリオンの海外旅行保険

アメックスと言えば海外旅行に強いカードというイメージがあります。

確かにそのイメージ通り、アメックスは海外旅行に役立つ特典が多く、海外旅行保険も他のクレジットカードより補償が厚くなっています。

ただ、大半がアメックスプラチナカードと補償内容が重複しており、“アメックスセンチュリオン会員限定”というものは意外と少ないようです。

その辺も含めて詳しく書いていきます。

傷害死亡・後遺障害保険

旅行先での事件や事故により死んでしまった場合、障害が残ってしまった場合に支払われる保険です。

アメックスセンチュリオン会員、アメックスプラチナ会員、一般的な旅行保険の各補償内容は以下の通りとなります。

付帯条件自動付帯
補償内容最高1億円
アメックスセンチュリオン会員の傷害死亡・後遺障害保険

付帯条件自動付帯利用付帯
補償内容最高5,000万円+5,000万円で最高1億円
アメックスプラチナ会員の傷害死亡・後遺障害保険

保険料1,090円
補償内容1,000万円
エイチ・エス損保「たびとも」(アジア3日間)の傷害死亡・後遺障害保険

傷害死亡・後遺障害保険はアメックスプラチナカードの場合でも5,000万円が自動付帯されています。

プラチナとセンチュリオンでは自動付帯で5,000万円と1億円という差がありますが、海外旅行で死亡や障害が残るほどの大事故を想定して保険を選ぶということはないと思うので5,000万円でも十分な気がします。

また、アメックスプラチナカードで一部でも旅行代金を支払えば利用付帯の+5,000万円となり、センチュリオンとの差はなくなります。

アメックスセンチュリオンカードで旅行代金を決済しても利用付帯の上乗せはありません。1億円補償のままです。

一般的な保険も死亡や障害事故はあまり想定しておらず、エイチ・エス損保の「たびとも」はどちらも2,000万円の補償内容です。

ちなみに、エイチ・エス損保を含む一般的な旅行保険には「疾病死亡」というものがあり、事故や事件ではなく、旅行先で病気が悪化し死亡した場合も保険が下ります。この補償はアメックスを含む大半のクレジットカードには付帯していないようです。

海外旅行で重要となるのは次に挙げる『傷害治療・疾病治療費用保険』の方だと思います。

傷害治療・疾病治療費用保険

海外旅行で重要となるのはこの『傷害治療・疾病治療費用保険』です。

旅行先での怪我や病気の治療に掛かった費用を補償してもらえます。

アメックスセンチュリオン会員、アメックスプラチナ会員、一般的な旅行保険の各補償内容は以下の通りとなります。

付帯条件自動付帯
補償内容最高2,000万円
アメックスセンチュリオン会員傷害治療・疾病治療費用保険

付帯条件自動付帯
補償内容最高1,000万円

アメックスプラチナ会員傷害治療・疾病治療費用保険

保険料1,090円
補償内容1,000万円
エイチ・エス損保「たびとも」(アジア3日間)傷害治療・疾病治療費用保険

死んだり障害が残るほどの大事故は滅多になくとも、旅行先で怪我をしたり、病気になる可能性は意外と高いかと思います。

日本では当たり前の健康保険ですが、海外旅行では適用されません。

診察費用の全額負担は当然ですが、保険が機能していない国だと診察だけで数十万円、入院などで数百万円掛かる場合もあるので保険加入は必須だと思います。

例に挙げたエイチ・エス損保の「たびとも」は補償内容が1,000万円、アメックスプラチナも同額です。

アメックスセンチュリオンは倍額の2,000万円ですが、余程の大手術などがない限りは1,000万円あれば十分かと。

アメックスプラチナ以上であれば自動付帯で有料の海外旅行保険と同等の補償内容になります。

ちなみにアメックスゴールドだと200万円までの補償なので、数泊の入院が必要となってしまった場合は自動付帯だけではカバーしきれなくなる可能性もあります。

賠償責任保険

旅行先で誤って他人を死傷させたり、他人のものを壊してしまった場合に支払われる保険です。

アメックスセンチュリオン会員、アメックスプラチナ会員、一般的な旅行保険の各補償内容は以下の通りとなります。

付帯条件自動付帯
補償内容最高1億円
アメックスセンチュリオン会員の賠償責任保険

付帯条件自動付帯
補償内容最高5,000万円
アメックスプラチナ会員の賠償責任保険

保険料1,090円
補償内容最高1億円
エイチ・エス損保「たびとも」(アジア3日間)の賠償責任保険

自分が怪我をしたり病気に掛かったりする確率に比べれば低いかもしれませんが、それでも意外とありそうな気がします。

  • 旅行先でレンタサイクルに乗っていて通行人を轢いて怪我をさせてしまった
  • 旅行先で子供がお店の商品を壊してしまった
  • 旅行先でサーフィンをしていて他の人のボードに激突し壊してしまった

自分は一度もありませんが、今後いつ起こってもおかしくない事例だと思います。

アメックスセンチュリオンであれば自動付帯で1億円まで補償してもらえるので安心です。

エイチ・エス損保の「たびとも」も1億円まで補償。

アメックスプラチナは自動付帯で5,000万円までですが、それでも十分な気がします。

携行品損害保険

海外旅行の際、携行品が盗まれたり壊れてしまった場合に支払われる保険です。

アメックスセンチュリオン会員、アメックスプラチナ会員、一般的な旅行保険の各補償内容は以下の通りとなります。

付帯条件自動付帯
補償内容1旅行中・年間限度額100万円
アメックスセンチュリオン会員の携行品損害保険

付帯条件自動付帯
補償内容1旅行中・年間限度額100万円
アメックスプラチナ会員の携行品損害保険

保険料1,070円
補償内容1旅行中30万円
エイチ・エス損保「たびとも」(アジア3日間)の携行品損害保険

「携行品損害保険」ですが、共通して言えるのは

  • 免責金額3,000円
  • 1商品につき限度額10万円

となっています。

簡単に言えば3,00円の時計が盗まれたとしても、免責金額(自己負担)も3,000円なので保険金は支払われません。

100万円の時計が盗まれても1商品につき限度額10万円なので10万円までしか補償されません。

アメックスプラチナとアメックスセンチュリオンに共通する「1旅行中・年間限度額100万円」という補償内容は全ての商品を合算した場合です。

例として、キャリーケースごと盗まれて、その中に時計、財布、携帯などが入っていた場合

  • キャリーケース 保険金=5万円
  • ブランドの時計(定価50万円)保険金=10万円
  • ブランドの財布(定価12万円)保険金=10万円
  • デジカメ 保険金=3万円

合計28万円が補償されるという認識だと思います。

また、現金やスマホなどの精密電子機器は補償対象外となるようです。つまり、財布の中に30万円入っていたとしても補償されませんし、iPhoneなどのスマホも対象外となりそうです。

基本的に、携行品損害保険の除外品は以下のようなものとなります。

  • 携帯電話、ノーパソ
  • コンタクトレンズ、メガネ
  • 動物、植物
  • 現金、手形、有価証券、印紙、小切手

こういったものが挙げられているからです。

一般的な海外旅行保険でも1旅行30万円~50万円くらいとなりますが、アメックスプラチナとアメックスセンチュリオンは100万円まで補償されるのでより手厚い内容となります。

自分は旅行中にiPadを落として画面を割ってしまった経験があります。

旅行中、アメックスに連絡したら保険の対象となったので助かりました。

補償料金は修理費用、もしくはiPadの時価のいずれか安い方だったと思います。古いタイプのiPadだったので中古価格しかわからず、修理費用の見積もりで保険申請しました。

救援者費用保険

被保険者、つまりは旅行に行った本人をお見舞いするために家族や友人が渡航する費用を補償する保険です。

アメックスセンチュリオン会員、アメックスプラチナ会員、一般的な旅行保険の各補償内容は以下の通りとなります。

付帯条件自動付帯
補償内容保険期間中1,000万円
アメックスセンチュリオン会員の救援者費用保険

付帯条件自動付帯
補償内容保険期間中1,000万円
アメックスプラチナ会員の救援者費用保険

保険料1,090円
補償内容1,000万円

エイチ・エス損保「たびとも」(アジア3日間)の救援者費用保険

救援者費用保険で一番ありえるのは、旅行に行った本人が怪我や病気で入院した場合、家族が迎えに行くというケースだと思います。

家族や友人がお見舞い、迎えに来る旅費(飛行機代やホテル代)を補償してくれる保険。

被保険者が死亡したり遭難(行方不明)になったりすればほぼ間違いなく補償されると思います。

また、万が一旅行中に被保険者が死亡してしまった場合、海外から日本までの遺体搬送費用も救援者費用保険の対象になるはず。遺体搬送は数百万円掛かると聞いたので救援者費用保険がないときついです。

怪我や病気で入院の場合、入院期間7日以上でなければ対象となりません。

これはアメックスプラチナもアメックスセンチュリオンもエイチ・エス損保「たびとも」も全て共通です。

一応、他の有料の一般的な旅行保険の場合は入院期間が3日以上で対象となるものもあるようで、その点に関してはアメックスの付帯保険よりは充実していると思います。

ただ、長期の入院を想定し、更にそのお見舞い、迎えの旅費まで考慮し海外旅行保険を選ぶというケースは少ないと思うので、これもアメックスプラチナ以上のカードであれば十分でしょう。

海外航空便遅延費用補償

海外旅行の際に航空便が遅延したり、欠航した場合に補償される保険です。

また、手荷物受取の遅延や紛失でも保険金が支払われます。

乗継遅延費用保険1回の到着便の遅延について最高30,000円
出航遅延・欠航・搭乗不能費用保険1回の出航遅延、欠航もしくは運休または搭乗不能について最高30,000円
受託手荷物遅延費用保険金1回の受託手荷物の遅延について最高30,000円
受託手荷物紛失費用保険金1回の受託手荷物の紛失について最高60,000円
アメックスセンチュリオン・プラチナ会員共通(自動付帯)の海外航空便遅延費用補償

乗継遅延費用保険1回の到着便の遅延について最高30,000円
出航遅延・欠航・搭乗不能費用保険1回の出航遅延、欠航もしくは運休または搭乗不能について最高30,000円
受託手荷物遅延費用保険金1回の受託手荷物の遅延について最高100,000円
受託手荷物紛失費用保険金1回の受託手荷物の紛失について最高100,000円
エイチ・エス損保「たびとも」(追加オプション)の海外航空便遅延費用補償

この保険に関してはアメックスプラチナとアメックスセンチュリオンの補償内容は同じだと思います。

これまで比較対象として挙げてきたエイチ・エス損保「たびとも」はオプション(追加料金)で入れる保険ということで、自動付帯されているアメックスプラチナとアメックスセンチュリオンが内容としてはリードしていると言えるでしょう。

ただ、この保険に関してはいずれもおまけ程度ですね。

飛行機が飛ばなくてホテルに泊まったら3万円なんて軽く超えそうですし、手荷物が紛失となれば6万円(アメックスの保険金)でも10万円(たびともの保険金)でも補償しきれないと思います。

まーないよりはあった方がマシなレベルですね。

また、こういった不測の事態が起こった場合、冷静に保険のことを思い出せるかどうかも微妙なところです。海外で飛行機が欠航などとなったらパニックになって保険どころではない気もします。

海外レンタカー保険

海外レンタカーで事故を起こした際の保険です。

海外レンタカー保険に関してはアメックスプラチナカードには付帯しておらず、アメックスセンチュリオンカードのみ付帯となります。

付帯条件利用付帯
レンタカー(車両)賠償責任免除50,000米ドル(約560万円)以内
対人・対物賠償責任保険100万米ドル(約1億1,000万円)以内
アメックスセンチュリオン会員の海外レンタカー保険

アメックスセンチュリオン会員のみであり、付帯条件もあります。

  • 米国(グアム・サイパンを除く)およびカナダでのレンタカー利用
  • 利用付帯(本人名義のカードでレンタカー代を支払う必要あり)

このようになっています。

やや範囲は狭いかもしれませんが、自分にあてはめた場合、レンタカーを借りるとしたら行きなれているハワイとかになるので使う可能性はあるかと思います。

ちなみにハワイのレンタカー保険を見ると1日に辺り20ドル(約2,200円)ほどかかります。

1週間だと15,000円くらいになるので、それをアメックスセンチュリオンの保険でカバーできるならそこそこお得な気がします。

ちなみにですが、レンタカーで事故を起こした場合、自分や同乗者の怪我を治療する場合は旅行保険で賄えることが大半です。

車両の損傷(ぶつけて傷付けた場合など)や対物(標識に激突し壊した場合など)、対人(誤って人を轢いてしまった場合など)がレンタカー保険の適用範囲となります。

通貨盗難補償

海外旅行中に携行している通貨(現金・小切手)が盗難にあった場合の保険です。

この保険もアメックスプラチナカードには付帯しておらず、アメックスセンチュリオンカードにのみ付帯する保険となります。

付帯条件自動付帯
補償内容被保険者1名、一旅行につき最高10万円
免責費用3,000円
アメックスセンチュリオン会員の通貨盗難補償

保険料6,950円
補償内容一旅行につき最高3万円
免責費用5,000円
エイチ・エス損保「個人セットプラン」(7日間)の通貨盗難補償

通貨盗難補償はアメックスプラチナには付帯していません。

比較対象としてエイチ・エス損保「個人セットプラン」を挙げておきます。

これまで比較対象に挙げてきたエイチ・エス損保「たびとも」には、オプションでも通貨盗難補償をつけることはできないようです。

アメックスセンチュリオンの補償と「個人セットプラン」の補償を比べるとセンチュリオンの方が優れています。

いくらキャッシュレス時代で多額の現金を持ち歩かなくなったと言っても、3万円しか海外旅行に持って行かないということはないと思います。

何かあった時のために少なくとも5万円以上は持ち歩いている気がします。

また、「個人セットプラン」の場合、免責費用も5,000円となり、実質25,000円しか補償されないということになります。これならわざわざ入る必要もないかなというのが個人的な印象です。

アメックスセンチュリオン会員だけの特典となりますが、実際のところ、海外でお金を盗まれた場合にこの保険を使うかどうかとなると微妙な気もします。

保険適用となる条件ですが、当然ですが現地警察に被害届を出して受理された証明が必要となります。

補償満額が出るくらい盗まれたら警察に行くかもしれませんが、5万円くらいだったら貴重な旅行時間と被害届け提出に掛かる時間と手間を天秤にかけて諦める可能性があります。

グーグルで「通貨盗難補償」というものを検索しても仮想通貨のことばかり出てきて、実際の体験談などのブログがヒットしません。

それだけ、この「通貨盗難補償」という保険を使う機会が低いということだと思います。

自動付帯と利用付帯

アメックス・センチュリオンの海外旅行保険

クレジットカードの付帯保険で最も重要な部分ですが、大半の人にとっては常識かと思うのでサラっとだけ書いておきます。

自動付帯というのは旅行代金をそのクレジットカードで支払わなくとも自動で付帯する保険です。

利用付帯は旅行代金をそのクレジットカードで支払わないと付帯しない保険です。

年会費無料のクレジットカードだと、大半が利用付帯となり、そのクレジットカードで旅行代金(またはその一部)を支払わないと保険が適用されません。

稀に年会費無料のクレジットカードでも海外旅行保険が自動付帯するカードがありますが、補償費用は少額となっており、万が一の場合にクレカ1枚分だけでは賄い切れないことになります。

逆に年会費が1万円以上掛かるようなクレジットカードは大半が海外旅行保険自動付帯となります。

年会費10万円以上のアメックスプラチナ、年会費35万円以上(2022年10月から55万円)のアメックスセンチュリオンは海外旅行保険は自動付帯となって当然と言えます。

センチュリオンとプラチナ、最大の違いは【家族カード自動付帯】

アメックス・センチュリオンの海外旅行保険

アメックスセンチュリオンとアメックスプラチナで海外旅行保険を比較した際、補償額の違いはあっても、内容はほぼ同じとなりました。

異なる部分を挙げるとすれば

  1. 傷害死亡保険の自動付帯による補償額
  2. 賠償責任保険の自動付帯による補償額
  3. 海外レンタカー保険
  4. 通貨盗難補償

これだけとなり、1と2に関してはアメックスカードで旅行費用を払った場合(利用付帯)となるとセンチュリオンもプラチナも補償額に差がなくなります。

そうなるとアメックスセンチュリオンの優位性はほぼないと言えますが、実は他の部分で大きな差がありました。

プラチナとセンチュリオン、最大の違いは【家族カードの自動付帯】です。

アメックスプラチナカードの「旅行傷害保険補償規定」を見ると一番最初に

補償を受けられる人(被保険者)
この保険の補償を受けられるのは、カード会員ご本人様および配偶者様、カード会員と生計を共にするお子様・ご両親などの親族となります。
補償内容や条件につきましては、基本カード会員様、家族カード会員様、また国内旅行と海外旅行とで異なりますのでご注意ください。

アメックスプラチナカード「旅行傷害保険補償規定」

と書いてあります。

アメックスプラチナカードの海外旅行に関して、家族カード会員に自動付帯は一切なく、全て利用付帯となります。

つまり、アメックスプラチナカードで旅行費用(飛行機代やツアー代)を支払った場合のみ保険適用となります。

一方でアメックスセンチュリオンの「旅行傷害保険補償規定」を見ると

補償を受けられる人(被保険者)
この保険の補償を受けられるのは、カード会員様ご本人様および配偶者様、カード会員と生計を共にするお子様・ご両親などの親族となります。
補償内容や条件につきましては、国内旅行と海外旅行とで異なりますのでご注意ください。

アメックスセンチュリオン「旅行傷害保険補償規定」

国内旅行と海外旅行で異なる点はプラチナもセンチュリオンも共通して書かれていますが、基本カードと家族カードの違いについては言及されていません。

またアメックスセンチュリオンにおける「カード会員の定義」は

第2条(カード会員の定義)
この補償規定におけるカード会員は、基本カード会員および家族カード会員とします。

アメックスセンチュリオン「カード会員の定義」

となっており、アメックスセンチュリオンの海外旅行保険は基本カード会員と家族カード会員は同様に扱われているということになります。

従って、アメックスセンチュリオンに関して言えば、全ての保険が家族カード会員も含めて自動付帯となっているということになります。

家族カード自動付帯の事例

家族カードも海外旅行保険が自動付帯というのがどういうことなのか、自分の場合に当て嵌め、具体的な事例を挙げて説明します。

自分は家族カードを実の母親と妻の母親(義理の母)に対して、合計2枚発行しています。

両親、自分、妻、娘といった家族3世帯で旅行に行く場合はセンチュリオンカードで旅費を支払うことが大半なのでプラチナカードと一切差はないと思います。

ただ、両親だけが単独で旅行に行く場合、家族カードの海外旅行保険自動付帯が役立つことになります。

両親がセンチュリオンの家族カードを使わずに自分たちのカード(VISAやMasterなど)を使って旅行費用を支払った場合でも、海外旅行保険に入る必要がなくなります。

これは義理の母とその家族も同様となります。

また、娘はまだ3歳なのでまだまだ先の話ですが、家族カードを発行することになれば独立してからも海外旅行保険に別途で入る必要は一切なくなるということです。

アメックスプラチナもアメックスセンチュリオンもそうですが、家族カードと言っても料金は全て基本カード会員に一括請求となるので、別々で旅行に行く場合に利用付帯を活用するケースは少ないと思います。

そういった部分を踏まえると、アメックスセンチュリオン会員は家族カードも含めて全て自動付帯になるというのは大きいメリットかと思います。

ただ、それら全てのメリットを含めても、年会費35万円に見合うものではない気もしますが…。

アメックスカード全てに付帯する【家族特約】

アメックス・センチュリオンの海外旅行保険

アメックスセンチュリオン会員のみの話ではありませんが、一応【家族特約】についても説明しておきます。

これまで挙げてきた海外旅行保険に関してですが、カード会員だけでなく、その家族に対しても適用されます。

ちなみに家族とは生計をともにする子供・両親などの親族をさします。

生計をともにするというのは健康保険証の共有、または税制上の扶養関係である場合をいいます。親族は6親等以内の血族、3親等以内の姻族です。

これはアメックスプラチナもですし、それ以外のゴールドカードでも同様です。

前項の「家族カード自動付帯の事例」で娘には家族カードを発行していないと書きましたが、そもそも生計をともにする家族なので海外旅行保険の適用範囲内となります。

離れて暮らす両親に関しては生計をともにしていないので本来は適用範囲外ですが、家族カードを発行しているので、そちらの家族カードにより保険が適用されることとなります。

アメックスセンチュリオン会員の海外旅行保険まとめ

アメックスセンチュリオン会員の海外旅行保険に関して簡単にまとめるとこのようになります。

センチュリオン海外旅行保険まとめ
  • アメックスセンチュリオンであれば一般的な海外旅行保険は全て加入不要の手厚い補償内容
  • アメックスセンチュリオンだけに付帯するのは【海外レンタカー保険】【通貨盗難補償】
  • アメックスセンチュリオンに関しては、家族カードも含め、全て【自動付帯】

アメックスセンチュリオン会員であれば、海外旅行の際にツアー会社が勧めてくるような旅行保険に入る必要は一切なくなるはずです。

ただ、それはアメックスプラチナ会員でも同様です。

海外でレンタカーを借りるようなことや通貨が盗難に遭うということがなければアメックスプラチナとアメックスセンチュリオンに大きな差はないでしょう。

また、家族カードを必要としない、家族カード発行者が海外旅行に全く行かないという話であれば、尚更アメックスプラチナとアメックスセンチュリオンに差は一切ないということになります。

結論

アメックスプラチナ以上であれば、海外旅行保険はカード内の補償で十分賄える

海外旅行保険の話だけでだいぶ長くなってしまいました。

アメックスセンチュリオンの国内旅行保険やその他の保険に関してはまた別の記事でまとめようと思います。

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SHIN
アメックスセンチュリオン、マリオットアンバサダー。ブログ内容はクレカと旅行記がメインです。妻と娘(小3・8歳)の3人旅。2023年はモルディブ、バリに行ってきました。年末グアム予定。
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