WDWの有料ファストパスサービス《ジーニープラス》の使い方やメリット┃付けるべき?それとも要らない?
WDW(ウォルト・ディズニー・ワールド)の有料ファストパスサービス《ジーニープラス》の使い方やメリットを紹介します。
有料なので買うかどうかも迷うところかと思いますが、結論から言うと『ジーニープラスは付けるべき』だと思います。特に子連れや初WDWならば時間を有効活用したいので。
ちなみにジーニープラスはWDWだけでなく、カリフォルニアの両パークにも導入されているサービスです。日本のディズニーランドやシーには未導入。
目次
ジーニープラスの料金(2022年10月値上げ)
2022年10月10日まで | 2022年10月11日以降 | |
カリフォルニアディズニー | 1人1日 20ドル | 1人1日 25ドル |
フロリダ(WDW) | 1人1日 15ドル | 15~22ドル(変動制) |
自分がカリフォルニアとフロリダに行った時よりもジーニープラスの価格が値上がりしてしまいましたが、それでも個人的には付けた方がいいサービスだと思います。
ただ、カリフォルニアで3日以上、WDWで5日以上、パークへ行く予定があるならば全日程に付ける必要はないかもしれません。
ジーニープラスはパーク入園当日の0時より購入可能
以前は事前購入も可能なジーニープラスでしたが、今は当日購入のみとなっています。
パーク入園当日にマイディズニーエクスペリエンスから購入が可能です。
その際、パークチケットと入園予約が必要となるので事前に用意しておきましょう。
ジーニープラス購入後、パーク入園前でも当日朝7時からライトニングレーン(ファストパス)を取得できます。
購入予定であれば遅くとも朝7時前までに買っておくことをおすすめします。
ジーニープラス対象アトラクション
こちらは2022年10月時点のジーニープラス対象アトラクションです。最新情報はWDW公式サイトのジーニープラスページをご確認ください。
ジーニープラスとは別で、1アトラクションのみ有料となるインディビジュアルライトニングレーンのアトラクションも載せておきます。これは各パークの最人気アトラクションです。
※日本語訳や対象アトラクションに間違いがあったらすみません
WDWマジックキングダムのジーニープラス対象アトラクション
- Big Thunder Mountain Railroad(ビッグサンダーマウンテン)
- Buzz Lightyear’s Space Ranger Spin(バズライトイヤースペースレンジャースピン)
- Disney Festival of Fantasy Parade(パレード優先エリア)
- Dumbo the Flying Elephant(空飛ぶダンボ)
- Haunted Mansion(ホーンテッドマンション)
- “it’s a small world”(イッツアスモールワールド)
- Jungle Cruise(ジャングルクルーズ)
- Mad Tea Party(ティーパーティー)
- Meet Cinderella and a Visiting Princess at Princess Fairytale Hall(シンデレラ&他プリンセスグリーティング)
- Meet Mickey and Minnie at Town Square Theater(ミッキー&ミニーグリーティング)
- Meet Princess Tiana and a Visiting Princess at Princess Fairytale Hall(ティアナ&他プリンセスグリーティング)
- Mickey’s PhilharMagic(フィルハーマジック)
- Monsters Inc. Laugh Floor(モンスターズインクラフフロア)
- Peter Pan’s Flight(ピーターパンと空の旅)
- Pirates of the Caribbean(カリブの海賊)
- Space Mountain(スペースマウンテン)
- Splash Mountain(スプラッシュマウンテン)
- The Barnstormer(バーンストーマー)
- The Magic Carpets of Aladdin(アラジンの魔法の絨毯)
- The Many Adventures of Winnie the Pooh(プーさんの冒険)
- Tomorrowland Speedway(スピードウェイゴーカート)
- Under the Sea ~ Journey of The Little Mermaid(リトルマーメイドアンダーザーシー)
マジックキングダムのインディビジュアルライトニングレーンアトラクション
- Seven Dwarfs Mine Train(7人の小人のマイントレイル)
WDWハリウッドスタジオのジーニープラス対象アトラクション
- Alien Swirling Saucers(リトルグリーンマンスワーリングソーサー)
- Beauty and the Beast Live on Stage(美女と野獣ライブオンステージ)
- Disney Junior Play & Dance!(ディズニージュニアプレイ&ダンス)
- For the First Time in Forever: A Frozen Sing-Along Celebration(アナ雪ショー)
- Indiana Jones Epic Stunt Spectacular(インディージョーンズエピックスタン)
- Meet Olaf at Celebrity Spotlight(オラフグリーティング)
- Mickey & Minnie’s Runaway Railway(ミッキーとミニーのランナウェイレイルウェイ)
- Millennium Falcon: Smugglers Run(ミレニアムファルコン: スマグラーズラン)
- Muppet Vision 3D(マペットビジョン3D)
- Rock ‘n’ Roller Coaster Starring Aerosmith(ロックンロールコースター)
- Slinky Dog Dash(スリンキードッグダッシュ)
- Star Tours – The Adventures Continue(スターツアーズ)
- The Twilight Zone Tower of Terror(タワーオブテラー)
- Toy Story Mania!(トイストーリーマニア)
ハリウッドスタジオのインディビジュアルライトニングレーンアトラクション
- Star Wars: Rise of the Resistance(スターウォーズ:ライズオブザレジスタンス)
WDWエプコットのジーニープラス対象アトラクション
- Disney and Pixar Short Film Festival(ピクサーショートフィルムフェスティバル)
- Frozen Ever After(フローズンエバーアフター)
- Journey into Imagination with Figment(イマジネーションへの旅)
- Living with the Land(リビングウィズザランド)
- Mission: SPACE – Green(ミッションスペースグリーン)
- Mission: SPACE – Orange(ミッションスペースオレンジ)
- Remy’s Ratatouille Adventure(レミーズラタトゥイユアドベンチャー)
- Soarin’ Around the World(ソアリン)
- Spaceship Earth(スペースシップアース)
- Test Track(テストトラック)
- The Seas with Nemo & Friends(シーウィズニモフレンズ)
- Turtle Talk with Crush(タートルトーク)
エプコットのインディビジュアルライトニングレーンアトラクション
- Guardians of the Galaxy: Cosmic Rewind(ガーディアンズオブギャラクシー)
WDWアニマルキングダムのジーニープラス対象アトラクション
- Festival of the Lion King(ライオンキングショー)
- DINOSAUR(ダイナソー)
- Expedition Everest – Legend of the Forbidden Mountain(エクスペディションエベレスト)
- Feathered Friends in Flight!(バードショー)
- Finding Nemo: The Big Blue…and Beyond!(ファインディングニモショー)
- It’s Tough to Be a Bug!(イッツタフトゥービーアバグ)
- Kali River Rapids(カリリバーラピッド)
- Kilimanjaro Safaris(キリマンジャロサファリ)
- Meet Favorite Disney Pals at Adventurers Outpost(ミッキー&ミニーグリーティング)
- Naʻvi River Journey(ナヴィリバージャーニー)
- The Animation Experience at Conservation Station(アニメーションエクスペリエンス)
アニマルキングダムのインディビジュアルライトニングレーンアトラクション
- Avatar Flight of Passage(アバターフライトオブパッセージ)
ジーニープラスの使い方(ライトニングレーンの取り方)
ジーニープラスでライトニングレーン(LL)を取る方法を画像付きで説明します。ライトニングレーンとはファストパスのことです。
ジーニープラスでのライトニングレーンはマイディズニーエクスペリエンスのアプリから申し込みます。
アプリを開いたら右下の三本線マークを押します。
左上の方にある『Tip Board』を押します。
『Tip Board』はパーク内のアトラクションの待ち時間が表示されているページです。
先にパーク入園予約済みであれば、予約済みのパークが表示されているはずです。一応、『Change Park』で他パークの状況も確認できます。
今回はマジックキングダムを例に挙げて説明します。
『Tip Board』のページで下の方にスクロールすると『LL Disney Genie+』という項目があります。これがライトニングレーンの取得可能時間です。
朝7時以降になると『LL Disney Genie+』のボタンが押せるようになり、予約が可能となります。
対象アトラクションの項目にも書きましたが、乗り物以外でもショーやパレードの優先席確保でジーニープラスのライトニングレーンが利用可能です。
マジックキングダムでは上記画像のようにパレードでも取得可能で、見やすいシンデレラ城前の一部エリアがジーニープラスライトニングレーンユーザーにのみ開放されています。
アプリでライトニングレーンを予約し、時間になったらアトラクションの前に行きます。
ジーニープラス該当アトラクションはこんな感じで『STAND-BY ENTRANCE(スタンバイエントランス)』と『LIGHTNING LANE(ライトニングレーン)』で入り口が分かれています。
画像では赤枠側がライトニングレーン利用者の入り口です。スタンバイエントランスの方は待ち時間が表示されています。
青枠部分の端末にマイディズニーエクスペリエンスがリンクされたスマホ、スマートウォッチ、マジックバンドのいずれかをタッチします。
予約人数分一括での処理ができないので、一人ずつ端末を持っている必要があります。多くの人はスマホかマジックバンドでタッチしていました。
ライトニングレーンの列はファストパスと同じく短縮ルートになっていて人も少ないので、ほとんどの場合で10分以内にアトラクションに乗ることができます。
ジーニープラスのライトニングレーン重要ルール
ジーニープラスには覚えておきたい重要ルールがいくつかあります。
各項目を簡単に説明しておきます。
ライトニングレーン取得は各アトラクション1回まで
当然のルールなので言わなくてもいいかもしれませんが、有料のジーニープラスであってもライトニングレーン取得は1アトラクション1回までとなります。
スプラッシュマウンテンやソアリンのライトニングレーンを1日に2回も3回も取ることはできません。1回限りです。
ただし、ライトニングレーン取得後、都合が悪くなってキャンセルした場合はもう一度別時間帯で取り直すことが可能です。空き枠があればですが。
ライトニングレーンは1アトラクションずつ取得(複数同時取得不可)
コロナ前の東京ディズニーリゾートのファストパスも同じ仕様だったと思います。
一度に取れるライトニングレーンアトラクションは1つのみです。
有料のジーニープラスであってもスプラッシュマウンテンとビッグサンダーマウンテンのライトニングレーンを同時に取るといったことはできません。
次の取得は既存のライトニングレーンを消化するか2時間経過後
1つ目を取ったあと、次のライトニングレーンを取得できるのは
- 取得済ライトニングレーンを通過後
- 前回取得後2時間経過
このいずれかの条件がクリアされば次のライトニングレーンが取得可能になります。
例1はそのままなので迷わないと思いますが、例2はパーク入園前の朝7時にライトニングレーンを予約した場合です。
例2の場合、取得から2時間後であれば午前9時には2つ目のライトニングレーンが取得可能になる計算ですが、パークオープン前の時間はカウントされません。パークオープン時間から数えて2時間後になります。
従って、朝7時の取得ファストパスはできるだけ早く乗れる時間のものを選ぶのがいいかと思います。
ただ、次の項目にも注意が必要です。
人気アトラクションは午前中には売り切れる
ジーニープラスを購入すれば全ての対象アトラクションのライトニングレーンが“必ず”取れるわけではありません。
人気のアトラクションは朝7時の時点で争奪戦となり午後の時間帯に回されてしまうこともあります。それを取らずに後回しにするとライトニングレーン自体が売り切れて取得不可となってしまうこともあるので注意が必要です。
朝7時のライトニングレーン取得はパーク開園2時間以内で消化できるものがベストですが、どうしても乗りたい対象アトラクションがあればそちらを優先する必要もあります。
各パークでライトニングレーンが売り切れる可能性があるアトラクション
自分でWDWに行った時の体験談になりますが、後回しにするとライトニングレーンが午前中で売り切れてしまう可能性があるものを挙げておきます。
マジックキングダム | ミッキー&ミニーグリーティング スペースマウンテン |
---|---|
ハリウッドスタジオ | スリンキードッグダッシュ ミレニアムファルコン |
エプコット | レミーズラタトゥイユアドベンチャー |
アニマルキングダム | キリマンジャロサファリ(午前中) |
日本のディズニーリゾートで人気のソアリン、トイストーリーマニア、スプラッシュマウンテンなどは意外と残っています。
ただ、ライトニングレーン無しだとやはり30分以上は並ぶ必要があるかと思います。
アニマルキングダムのキリマンジャロサファリは午後になって陽が上がってくると動物が出てこなくなってしまうので午前中が激戦でした。午後はライトニングレーンすら必要なくなりますが、乗る意味もなくなります。(季節によるかもしれません)
ライトニングレーンの利用可能時間は表示時間から1時間
ライトニングレーンの利用可能時間は表示時間から1時間です。
ライトニングレーンの画像を保存し忘れてしまったのでインディビジュアルライトニングレーンの画像になってしまいますが、仕組みは同じです。
11:50の時間で予約するとそこから1時間、つまりは12:50までの間でライトニングレーンを通過する必要があります。
時間を過ぎるとライトニングレーンが失効してしまうと思うのですが…。ただ、
実際のところ表示時間が過ぎたあとにライトニングレーンの端末にマジックバンドをタッチしてみたら普通に通過できました。
10分くらいの超過であれば大目に見てくれるかもしれません。
レストランや他のアトラクションとの兼ね合いでライトニングレーンの時間に間に合わないこともあるかもしれませんが、一度諦めずにそのアトラクションに行ってみるのも有りだと思います。
保証はできませんが、自分は表示時間経過後でも端末タッチで問題なく行けました。
ジーニープラスは付けるべき?メリットとデメリット
ジーニープラスのメリット・デメリットも思いつく限りで挙げておきます。
ジーニープラスのメリット
- ライトニングレーン取得でアトラクションの待ち時間がほぼ無くなる
- 一部のキャラクターグリーティングでもライトニングレーン利用可能
- パレードやショーで使えば少し見やすい優先席
初WDWや子連れで時間を有効活用したい場合には上記メリットを活かせるかと思います。
ジーニープラスのデメリット
- 料金が高い(1日1人15ドル~22ドル)
- 超人気アトラクションは更に別途有料購入(インディビジュアルライトニングレーン)
- レストランを予約している場合、それを避けた時間帯の予約が必要
やはり料金はネックになるかと。1家族大人2人、子供2人だとジーニープラスの追加だけ60ドル以上になります。子供料金はなく、大人子供同一料金です。
各パークの最人気アトラクションはジーニープラスでライトニングレーンが取れず、別でインディビジュアルライトニングレーン(ILL)というサービスを購入する必要があります。ILLはジーニープラスを買っていなくても別途購入可能です。
ランチやデイナーに人気レストランを予約していた場合、それを避けたライトニングレーン取得が必要です。ダイニングをメインで考えた場合、このサービスを有効活用できない可能性があります。
結論:ジーニープラスは付けるべき!おすすめです
メリット・デメリットを書きましたが、やはり個人的にはジーニープラスを付けるべきだと思います。
フロリダは一年中暑く、特に夏は猛暑です。その中で数十分、中には1時間以上並ぶアトラクションもあり、かなり体力を奪われます。
夜のショーがメインだったりもするので、そこまで体力を温存し、スムーズにアトラクションを楽しむ為にもジーニープラスは必要かと。
自分は次回行く時もジーニープラスは全日程で付けると思います。
WDW有料ファストパスサービス《ジーニープラス》まとめ
WDW有料ファストパスサービス《ジーニープラス》について要点をまとめておきます。
- ジーニープラスの料金は15ドル~22ドル(変動制)
- 事前購入は廃止となり、当日0時から購入のみ
- ジーニープラス購入者のみライトニングレーン(LL)の取得が可能
- 極一部を除き、ほとんどの人気アトラクションがジーニープラスLL対象
- デメリットは費用増とレストランの時間被りくらい
何度も書いていますが、ジーニープラスは初WDWの方や子連れには特におすすめしたいサービスです。
費用が気になる場合は単発購入も有りかと思います。
3デーチケットや4デーチケットといった複数日チケットを買っても、1日のみ単発でジーニープラスを付けることも可能です。